人生において葬式によばれることはあっても、自分の家族が亡くなり主催者側になるのは、人生に何回もありません。葬式に慣れている人はいないのです。急に葬式をして会葬者を呼ばなくてはならなくなった時、あわてないように知識だけは持っておきたいものです。葬式は地域や宗派によっても習わしがあり、やり方も違ってきます。まして祖父母や親が亡くなった場合、若い人は特に不安になってしまうこともあるでしょう。葬式のマニュアル本などを買って勉強するのも良いですが実際の葬式は本の通りにはいかないものです。近隣との交流が薄くなっている現代では、誰を頼っていいものか、あたふたしてしまうこともありうるのです。故人が安らかに天国に召されて恥ずかしくない葬式を上げるにはどうしたらいいか考えてみましょう。

死んでから葬式が始まるまでの手順と進め方

最初に病院で亡くなったのか、誰もいない自宅や出先で亡くなったかで、検視が入るかどうかを確認します。病院で亡くなったのであれば検視はいらず、医師の死亡診断書がすぐにもらえます。自宅でも誰も見ていないときに死んだ場合や病院以外だと警察の検視が入ります。それから、遺体は病院や警察の霊安室から自宅に戻り、布団に寝かせることになります。故人の家族は、親族や隣保班、葬儀業者に連絡します。葬儀業者と打ち合わせをしながら、式場の選択、日取りと菩提寺の住職に連絡して通夜と告別式の手配をします。引き物も会葬者の数だけ予想して手配します。自宅に祭壇や生花などの飾りつけをし、故人を棺に納めます。式の当日は、霊柩車に故人を乗せ、喪主が位牌、もう一人の故人に近い家族が遺影を持ち式場へ行きます。司会者と打ち合わせをしてから葬式が始まります。

葬式が始まってから終わって自宅に戻るまでの手順と進め方

時間になると住職が入場して開式となります。まずは、住職のお経が始まり、その後に親族焼香、一般焼香と続きます。弔電が読まれ親族代表挨拶が終われば、棺を閉め火葬になります。火葬の間はお清めの食事をいただきます。故人が火葬されれば、親族は収骨します。式場での葬式はこれで終わりなので自宅へ戻り、祭壇に位牌と遺影、収骨した骨壺を備え線香を上げます。自宅には葬儀業者があらかじめ供物を自宅に運び、祭壇周りに飾ってあります。祭壇は四十九日まで飾っておくのが通常です。式の当日でなくても構いませんが、香典をチェックしたり、葬儀代の最終確認を葬儀業者としたり、住職へのお布施も用意します。わからないことは、葬儀業者が教えてくれ、スムーズに式が終わるように段取りしてくれます。